|
[ 信大物理同窓会報0008号 ] |
・。・゜☆・゜・。・☆ ・。・゜☆・゜・。・☆ ・。・☆・゜・。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
≪≪≪≪≪≪ ●メルマガ会報0008号 2004年4月20日配信● ≪≪≪≪≪≪≪≪
┏━┓┏━┓┏━┓┏━┓┏━┓┏━┓┏━┓┏━┓┏━┓┏━┓
┃信┃┃州┃┃大┃┃学┃┃物┃┃理┃┃同┃┃窓┃┃会┃┃報┃
┌─┐┗━┛┗━┛┗━┛┗━┛┗━┛┗━┛┗━┛┗━┛┗━┛┗━┛
┌─┘○└─┐
│田田田田田|──┐■━━■編集・発行/信大物理同窓会事務局■━━■
│田田田田田|田田| (http://www.insatell.co.jp/physics/)
│田田田田田|田田|〒390-8621松本市旭3-1-1 信州大学理学部物理教室内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■「旧文理学部物理学科」+「理学部物理科学科」OB&学生と教官の会■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○-- ことしの総会もあと1か月に迫ってきました。くし --○ ∩
○-- くも、独立法人元年の総会は古巣での開催となりま --○ ⊂○⊃
○-- した。。ぜひ参加し、おおいに語り合いましょう。 --○ ∪
∞l∞
【 I ・ N ・ D ・ E ・ X 】
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
◇ 第7回信州大学物理会総会のご案内・・・・・会長 平林 嘉明(文理6)
◇ 第7回物理会総会 のお知らせ・・・・・・・・・・・・・・同窓会幹事会
◇ 新緑萌え立つ第7回物理会総会講演会に寄せて・事務局 福井 眞(理3S)
……………………………………………………………………………………
◇ ┃信┃大┃で┃の┃研┃究┃成┃果┃&┃T┃L┃O┃関┃連┃記┃事
┗━┗━┗━┗━┗━┗━┗━┗━┗━┗━┗━┗━┗━┗━┗━┗━
1.カーボンナノチューブで振動板 透明感ある音質実現
2.在来種のハチ、外来害虫に寄生し退治 信大研が確認
3.信大−地域 連携探る 松本で学生 市民 教官が討論
………………………………………………………………………
◇ 新たに“同窓会員登録”された面々のプロフィールをご紹介
◇ <再録>「同窓会費」は終身会費として1万円『会計細則』決まる!
======================================================================
■ 第7回信州大学物理会総会のご案内 ■
----------------------------------------------------------------------
信州大学物理同窓会会長 平林 嘉明(文理6)
----------------------------------------------------------------------
拝啓
年初から何かと変化の激しい社会情勢でございますが、皆様には、ますます
ご健勝でご活躍のこととお喜び申し上げます。
さて、信州大学物理同窓会の開催も第7回を数え、本年は「ふるさと」、松本
にて下記の通り行うことになりましたのでお知らせ申し上げます。
今回は大学独立法人化の動きにも合わせ、基礎的な科学と実社会での事業展
開や技術との結びつきについて、実体験を通した記念講演をも企画しておりま
す。お忙しい時期とは存じますが、万障お繰り合わせの上ご出席いただき、し
ばし旧交を温めて頂ければ幸いです。まずは、ご案内申し上げます。
敬具
………………………………………………………………,-- ………………………
参・加・し・ま・し・ょ・う / \、
□■ ┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓ □■□ V・ ・V ─┐
□■ ┃第┃7┃回┃信┃州┃大┃学┃ □■□┌ω人=♀=ノω┐│
□■ ┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┫ □■□│お 知 ら せ │/
□■ ┃物┃理┃会┃総┃会┃ ┃ ┃ □■□└──────┘
□■ ┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┛ □■□
≪地元幹事一同からのご挨拶≫
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
いよいよ第7会物理会も来月となり、マラソン大会のスタート直前の緊張に
も似た思いする今日この頃です。白く輝く常念岳は、尾根の黒筋が版画絵のよ
うに日毎に浮かびあがり、美しい勇姿で皆様をお待ちしております。
本欄で毎回お伝えしておりましたが、先月には会員の皆様に御案内を郵送し
ております。今回の記念講演会「TLO&ユビキタス・コンピューティングと信
州」は、ご期待に添えるものと確信しておりますので、皆様の御出席を願って
止みません。
早めの出欠の連絡を頂きますようお願い致します。
松本 淳(理3S)
……………………………………………………………………………………………
A)日程/スケジュールなど
……………………………………………………………………………………………
■日時:2004年5月22日(土) 12:00〜18:00
12:00〜 総会 (理学部講議棟1階[第1講議室])
13:00〜 講演会(理学部講議棟1階[第1講議室])
15:00〜 懇親会(旭会館)
■会場:総会&講演会=理学部講議棟1階 懇親会=旭会館
■会費:8,000円 学生=2,000円(当日、受付にてお支払いください)
(但し、記念講演会は一般に無料開放)
B)記念講演会 『TLO&ユビキタス・コンピューティングと信州 』
……………………………………………………………………………………………
◎講演者:◆日立製作所 ユビキタスプラットフォームグループ
ソリューション統括本部=雫 二公雄 氏
◆リクルート テクニカルマネジメントデパートメント=原 豊 氏
◎モデレータ:◆日本インターショップ=福井 眞 (理3S)
C)参加のお申し込み方法
……………………………………………………………………………………………
郵送しました「出欠通知書」にご記入のうえ、ファックスいただくか、下記
のホームページ上のフォームからご通知ください。
■FAX番号:0263-34-2358
■オーダーフォーム(http://www.insatell.co.jp/supaa_meet.html)
……………………………………………………………………………………………
地元で準備にあたっている幹事は、次の3名です。ご意見、ご提案などござ
いましたら、遠慮なく連絡をとってくださいますようお願いいたします。
■清水邦男(文理11):南安曇郡梓川村在住(NPO「スコップ」メンバー)
azusakuni@proof.ocn.ne.jp TEL/FAX 0263-78-4366
NPO法人「スコップ」URL(http://www.npo-scop.jp/)
■松本 淳(理3S):長野市在住(長野日本無線勤務)
matsu@oepd.njrc.co.jp TEL/FAX 026-223-8377
■白川栄治(理22S);松本市在住(松本協立病院勤務)
eiji.shirakawa@nifty.ne.jp TEL 0263-37-1377
======================================================================
■ 新緑萌え立つ第7回物理会総会講演会に寄せて ■
----------------------------------------------------------------------
信州大学物理同窓会事務局 福井 眞(理3S)
----------------------------------------------------------------------
僕は信州の学窓を巣立って以来三十年余りの期間、一貫して「IT」の世界
に身を置いてきました。この世界は技術的な進歩が目覚しく、革新的な技術も
三年もすれば並みになります。ある期間「花形ビジネス」の主役であっても、
数年後にはもう「過去の人」になってしまいます。年長者の経験や知識など、
新技術と共に颯爽と出現する若年者達に蹴散らされてしまいます。一つの企業
の話ではありません。IT分野全体がそうだったのです。僕が社会人になった
頃、この分野で優良大企業として威勢を張っていた企業の幾つかは既に今日見
る影もありません。嘗て最先端を進軍していた企業の幾つかは、或いは買収さ
れ、或いは倒産して最早存在すらしていません。
(・> この期間ITの発展が東京という狭い場所に集中して来たのは、
/彡)) 残念ながら事実です。ITとはInformation Technologyの略称です
/ / から、これは当然でしょう。つまり、東京という街は概ねものを造
/"?k_ る所ではありません。造られたもので金を稼ぎ、その金で又金を儲
けようと、数多の人間が凌ぎを削る場所です。だから成功の鍵は、
如何に他人に先んじて情報を攫むかにあります。或いは、如何に早
く広範囲に、為にする情報を流布するかという事でもあります。詰まる所、I
Tとは「如何に人を出し抜くか」という欲求の為に発達し、その欲求が最も凝
集した場所に普及してきたのです。
僕自身は今に至るまで、海外の(主に米国の)製品やソリューションを日本
に導入するビジネスに携わってきました。この間、半導体や液晶など、ハード
ウェアの分野では日本の技術は海外に進出し、物によっては世界標準の地位を
占めました。しかし、ソフトウェアやアルゴリズムの分野では、アメリカ製品
による完璧と言って良い「入超」でした。我々の間には「日本人は独創性に欠
ける。」とか、「日本の社会や会社制度はR&D(研究開発)には向かない。」と
いう「常識」がなんとなく根付いてしまいました。
しかし、「線型フィルター法」という独自のアルゴリズムを開発した新進の
ベンチャー企業に出会い、目を開かれました。この方法を使うと、大量のデー
タ処理を従来に較べ数十倍〜数千倍の速度で実行できます。更にはこのアルゴ
リズムの拡張によって、非同期型の超並列処理が実現でき、様々な分野に革命
的な変化をもたらし得るのです。「日本にも優れたアルゴリズムや技術が埋も
れているのだ。」と大いに嬉しい思いでした。こういう潜在的な可能性を、ど
う発見し、どう社会に還元するか。そういう点からTLOに関心を持つようになっ
た訳です。TLOのような手法で、新しいベンチャーの創生を促し、そこで高度な
知的訓練を受けた若い労働力を吸収しつつ、経験・人脈の豊富な中高年層との
有機的な連携を実現したい。そう思います。
V ? 一方で、IT技術の進歩は、小型・高性能化、低廉化、そし
(∵) て通信インフラの飛躍的な充実となって、今までとは全く異
\(@)⊃ なった可能性を今日我々の前に示しています。今までのITの
〜〜〜〜〜〜 世界は、主に新技術が市場をリードしていく状況でした。
しかし、今や新技術を一つのレイヤーとして踏まえながらも、どういう用途
開発を行うかが大きなテーマになっています。いうならば今や我々はITの分野
で「弥生時代」を迎えつつあるのです。嘗て渡来した鉄製農具が新田の開発を
促し、農業生産を飛躍的に増大させた。そこで生じた余剰農産物が、四通八達
した街道を経由して、社会構造を大きく変化させた。それと同様の変化がITの
世界でも起こりつつあるように思います。
「ユビキタス・コンピューティング」つまり「どこでもコンピューティング」
は、まさにそれを象徴するものです。小型・高性能化という量的変化が、ある
レンジを超えて質的変化を誘導するようになったのですね。
この「質的変化」とはどういう事か? ITが最早「人を出し抜くための技術」
ではなくなるという事です。むしろ我々の生活に密着した利用法が問われる事
になる。そうなるとこの質的変化は必然的に地方のウェイトを大きくする方向
に向うわけです。
日本は今質的転換を求められている、とよく言われます。これに沿って多く
の人が様々な事を云っています。しかし僕はこの転換のためのキーワードは
(少なくともITの世界では)「世界に通じる日本の技術=ベンチャー」と「地
方」だと思います。そして僕が「地方」と云う時、それは信州であり、信州大
学であって欲しいと思うのです。
そこで、今回の物理同窓会では、「ユビキタス・コンピューティング」、
「TLO」を「信州」、「信州大学の物理学徒」という軸に絡めて、我が畏友で
あり、夫々の分野の専門家である雫氏、原氏に語ってもらおうと考えたわけで
す。聴講者の皆さんが今回の講演会から何か触発されるものを受け取っていた
だければ、これは望外の幸せというものです。
◇ <関連WEBサイト>第7回物理会総会講演会ポスター
(http://www.insatell.co.jp/physics/soukai040522/ph.html)
======================================================================
┃信┃大┃で┃の┃研┃究┃成┃果┃&┃T┃L┃O┃関┃連┃記┃事
┗━┗━┗━┗━┗━┗━┗━┗━┗━┗━┗━┗━┗━┗━┗━┗━
理学部に限らず、信州大学各学部における研究成果を報じている
記事の一端を、信濃毎日新聞WEB版より抜粋しました。
----------------------------------------------------------------------
1.カーボンナノチューブで振動板 透明感ある音質実現 ▼3月16日(火)
----------------------------------------------------------------------
繊維などの専門商社GSIクレオス(東京)は十五日、新炭素素材カーボン
ナノチューブの一種「カルベール」を使い、信大工学部(長野市)の遠藤守信
教授や三菱鉛筆(東京)とスピーカー用の音響振動板(スピーカーコーン)を
共同開発、商品化に成功したと発表した。また、カルベール利用で新たな面状
発光技術の共同開発にも成功したと明らかにした。
カルベールは、遠藤教授の技術指導でGSIクレオスが独自開発。非常に硬
い上、衝撃を吸収しやすい構造特質を持つ。それを使って共同開発した音響振
動板は、音を伝える速さを高め、共振しにくく透明感のある音質を実現。昨秋
から音響機器メーカーが市場投入している。
、∩∩ 同社などによると、カルベールはチューブの先端からだけでな
⊂田田⊃ く、側面からも電子を放出。特質を利用した面状発光技術も共同
⊂田田⊃ 開発した。蛍光灯に代わる次世代照明などへの応用が期待される
/∪∪ とし、今後、省エネルギー、低公害の街路灯や電子顕微鏡、液晶
バックライトなどへの活用に向けて商品開発を進める。
この日都内で商品の特性を説明した遠藤教授は「今は市場も小さいが、身近
な商品の実用化を積み重ねることで大きく展開する可能性を秘めている。今回
はその一歩」と語った。
----------------------------------------------------------------------
2.在来種のハチ、外来害虫に寄生し退治 信大研が確認 ▼3月9日(火)
----------------------------------------------------------------------
中南信地方でマメ科植物に被害が出ている外来種の害虫「インゲンテント
ウ」に、在来種のハチが寄生して駆除していることが、信大農学部(上伊那郡
南箕輪村)の中村寛志教授(応用昆虫学)の研究室の調査で分かった。県野菜
花き試験場(長野市)によると、在来種の昆虫が外来種の害虫に寄生して駆除
するケースは珍しい。二十六―二十八日に京都市で開く日本応用動物昆虫学会
で発表する。
インゲンテントウは中米原産とされ、北米などでは大豆に大きな被害が出て
いる。繁殖力が強く、国は特定重要病害虫に指定し、海外からの侵入を警戒し
ていたが、九七年に諏訪地方と山梨県西部で国内で初めて確認された。松本市
や塩尻市、上伊那北部などに生息範囲を広げ、インゲンやベニバナインゲンな
どに被害が出ている。
⌒/\ 中村教授の研究室の大学院修士課程一年白鳥晋矢さん(2
-/| \ ⌒⌒ 3)が調べたところ、体長七ミリほどのインゲンテントウの
/_|___\ 幼虫に、在来種のヒメコバチやシリボソクロバチの一種が卵
__L____ を産み付け、幼虫になってインゲンテントウの幼虫を食べて
\_____/〜〜 いると分かった。このハチの働きでインゲンテントウが減少
〜〜〜〜〜〜 し、被害が抑えられている地域もあるという。
繁殖力が強い上に国内に天敵がいない外来種の害虫は、短期間に増殖して分
布域を広げる場合が多い。二種類のハチはいずれも在来種のオオニジュウヤホ
シテントウの天敵で、よく似たインゲンテントウも攻撃するようになったとみ
られる。
県野菜花き試験場病害虫土壌肥料部の豊嶋悟郎研究員は「インゲンの栽培に
は、農薬をあまり使わない。ハチが農薬で死なずに動き回れる環境にあったこ
とも、寄生先の幅を広げた一因ではないか」と話している。
----------------------------------------------------------------------
3.信大−地域 連携探る 松本で学生 市民 教官が討論 ▼2月12日(木)
----------------------------------------------------------------------
松本市の県松本勤労者福祉センターで十一日、信大の学生と教官、市民が地
域と大学の関係を話し合うパネル討論会が開かれた。信大人文学部(同市)の
文化情報論講座の学生でつくる実行委員会が、九日から開いていた「文化情報
論フォーラム」の一環。地域との連携を模索する大学に対し、市民からは「大
学は敷居が高い」との声も聞かれた。
大学側、市民側各四人が生涯学習について意見交換し、約六十人が聞き入っ
た。赤川学助教授は「社会に出た後、学び直す必要性を感じる場合が多い。大
学は誰に対しても開かれた存在であるべきだ」と問題提起した。
信大が二〇〇一年度に始めた「市民開放授業」制度で講義を聴講し、現在は
NPO活動に取り組む社会人の男性は「会社勤めだと、聴講は難しい」と指摘。
聴講生の社会人女性は「初めの一歩を踏み出せるよう後押ししてほしい」と求
めた。
菊池聡助教授は「市民に向けた活動のアピールが足りないのは事実」と認め
た上で、「大学は『知』の宝の山。市民が能動的に自ら学ぶ姿勢も必要だ」と
述べた。
市民側からは「税金で運営される大学は市民と『知』の共有を進める努力を
するべきだ」「信大生はもっと地域住民と交流してほしい」といった意見も出
た。
司会を務めた三年生の尾川大輔さん(22)は「大 __
学と地域の認識のずれが分かった。市民の意見を基に、 _/□□\_
より開かれた大学ができればうれしい」と話していた。 │−−−−-¶
∞∞└◎−−◎-┘
◇ <関連WEBサイト>信州大学関連ニュース
(http://www.insatell.co.jp/physics/pages/news.html)
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
□■新たに┃同┃窓┃会┃員┃登┃録 された面々のプロフィール
□■改めて┗━┗━┗━┗━┗━┗━ (順不同=到着順)
□▲会員登録のページ:
----------------------------------------------------------------------
\ | / ◎ホームページ上の「会員名簿」をみるには、パスワードが必
― ◯ ─ 要です。
|
|
●「信州大学物理同窓会」事務局● まで。 |