信大病院が設けた「先端予防医療センターの」の拠点=松本市
信大病院(松本市)は2日、予防医学の研究を担う「先端予防医療センター」の拡充に向け、隣接する旧県救急センター内に新たに拠点を開設した。速歩と通常歩行を繰り返す「インターバル速歩」による健康づくり事業を、生活習慣病など患者の治療法として確立していくための研究などを進める。
センターは、同病院の「先端医療推進センター」の一組織として2005年に設置されたが、これまで常設の拠点はなかった。
宇佐美真一・予防医療センター長は開所式で「長野は全国一の長寿県であり、予防医療を実践するフィールドに適している」と説明。小池健一病院長は「センターで得られた情報を県内外や世界に発信したい」と述べた。
インターバル速歩は、全速力の7割の速歩と通常歩行を繰り返す運動法。信大内に本部を置くNPO法人を中心に、普及に取り組んでいる。センターは同法人と連携し、生活習慣病などの患者や予備軍にインターバル速歩を指導、データを蓄積し、患者への影響や薬との併用の効果などを研究する。
このほか、骨粗しょう症や動脈硬化など各診療科ごとの研究を、センターを介して結び付ける−といった役割も期待している。