[ 信大物理同窓会報0045号(2013年秋号) ]
2013年10月23日配信



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          ┃信┃┃州┃┃大┃┃学┃┃物┃┃理┃┃同┃┃窓┃┃会┃┃報┃
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│田田田田田|          │★ SUPAA MAILMAGAZINE BULLETIN 2013年秋号 │
│田田田田田|            ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
│田田田田田|──┐■━━■編集・発行/信大物理同窓会事務局■━━■
│田田田田田|田田|             (http://www.supaa.com/)
│田田田田田|田田|〒390-8621松本市旭3-1-1 信州大学理学部物理教室内
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 ■「旧文理学部物理学科」+「理学部物理科学科」OB&学生と教員の会■
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  ○-- 信州大学も山沢清人学長の任期が2期目に入り、大 --○ 
  ○-- 学の執行役員の異動のなかで当会役員の武田三男氏  --○
  ○-- (副学長・理学部長)は、財務、研究、大学院担当の  --○    ∩
  ○-- 理事に就かれたました。今号でお伝えする「校友会」--○  ⊂○⊃
 ○-- 「3研究所新設」「地域戦略センター」設置などな --○  ⊂○⊃
  ○-- ど“学部横断的”あるいは“全学的”な動きが急で  --○    ∪
  ○-- す。理学部内では学科改組の検討が続けられていま  --○   ∞l∞
 ○-- す。また、11月2日には理学部同窓会総会が4年ぶ  --○   ∞l∞ 
  ○-- に開かれるなど、私たちを囲む環境は大きく動いて --○   ∞l∞ 
  ○-- いるようです。12月10日に開催の、当会独自の取り --○   ∞l∞  
  ○-- 組み「就職支援セミナー」の講師も決まりました。 --○   ∞l∞  

      【 I ・ N ・ D ・ E ・ X 】
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
◇【追想】ニールス・ボーア研究所のこと ・・・・・・・・・・・宮地 良彦
◇ 世話人総代をを引き受けるにあたり、学生時代を振り返る・・・小島 浩司
◇ ┃第17回信大物理会総会について┃記念講演講師は三上浩佳氏(文理10)
◇ ┃第4回物理学生への就職セミナー┃講師の方々と演題が決定!       
◇ 2013年春 信大理学部物理科学科卒業生・修了生の進路状況 
◇ 美谷島實先生の近況、「まつもと広域ものづくりフェア」でご奮闘
◇ 3S物理同窓会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・好広 修三
◇〔 リレーコラム・第5回 〕教職30数年・・・・・・・・・・ 小林 俊文
◇ [新入学生からの声]・・ 杉山 みさき /山下 祥吾 /上條 裕樹 
◇ 信州大学をめぐる“学部横断的”な動き3題
  ( @「校友会」 A「3研究所新設」 B「地域戦略センター」)
◇ [TOPICS] Physical Review Letters誌に宇宙線研究の成果を発表
◇「信大物理同窓会『学年・研究室世話人』規則(案)」について 
◇ お知らせ/2014年信州大学東京同窓会の概要
◇ 信州大学理学部同窓会からのお知らせ/理学部同窓会総会を開催
◇ ▼△ウィーン便り(15)△▼ スロベニアでの夏期休暇 ・・・・大塚 直彦
◇ <再録>「同窓会費」は終身会費として1万円『会計細則』決まる!
◇ 編集後記

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     ┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓
【追想】 ┃ニ┃ー┃ル┃ス┃・┃ボ┃ー┃ア┃研┃究┃所┃の┃こ┃と┃  
     ┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┛
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           宮地 良彦(信州大学名誉教授・物理同窓会名誉顧問)
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 メルマガ会報編集委員から、ボーア研究所への留学について書けと依頼され
た。今年はニールス・ボーアの原子模型の論文が発表されてから百年目にあた
るので、当時の日記をもとに思い出してみる。

 私が文部省在外研究員としてからデンマークのコペンハーゲ       ☆ ☆
ンのニールス・ボーア研究所に留学したのは、1970年9月1日か     /☆/
ら1971年5月30日までの9か月間である。名目は「力学系の対称   ///☆
性及び素粒子の相互作用に関する研究」というのだが、物理を  ///
勉強するものなら知らぬ者はないこの量子力学のメッカをぜひ
この目で見たいというのが本音であった。

 ニールス・ボーア研究所は、1920年にコペンハーゲン大学理論物理学研究所
として創立された(正式開所は1921年3月3日)。コペンハーゲン市の中心部か
らやや北東よりのブライダムス通りに面した建物の正面玄関にこの名前が残さ
れているが、ボーア生誕80年にあたる1965年に「ニールス・ボーア研究所」と
改称された(以下NBIと略記する)。

 私の留学当時のNBI所長はニールス・ボーアの息子のオーア・ボーア(の
ちに原子核集団模型でノーベル賞を受賞)だったが、京大基礎物理学研究所か
ら移られた木庭二郎先生がパーマネントスタッフとして在籍され、その研究室
には私の京大での同級生宗像康雄さんが滞在されていた。

 研究所で私が最初に割り当てられた研究室はTb1だったが、10日ほどのち
にはC棟3階のCc10に移動した。このC棟は研究所創立当時の建物をその
後改装したいわばNBIの本館で、東京教育大学(当時)の亀渕迪さんがおられ
た研究室でもあったことを後になって知った。

 この棟には古いニールス・ボーア時代の写真や研究会の記録がいたるところ
に残されていて、いかにも量子力学のメッカらしい雰囲気が濃厚に残っている。
食堂のテーブルにはメモ用紙が用意されていて、研究者は食事中にも研究上の
ディスカッションを続けているのをしょっちゅう見かけたものである。

 NBIの公用語は英語で、素粒子、原子核関係の定期的な講義のほか、
Lunch Meeting とかHigh Energy Colloquiumという形で研究所を訪れる外国人
研究者による講演が毎週のように開かれる。印象に残った話をあげれば、

 W. Fowler,  Neutrino in  Astrophysics、W.Heisenberg, What are 
fundamental  degrees of  freedom ?
 Baym, Neutron star and the absolute ground state of matter, Weber, 
The Maryland and Argonne gravitational radiation experiment 

 などである。ハイゼンベルグの講演は当時話題だった素粒子の統一理論の話
(結局はうまくゆかなかった)、宇宙物理でのニュートリノや重力波の話も新
鮮だった。またE.ウイグナーがクオークの話をしながら、

It works  even  when  one  does not  believe it ! 

 といったのが印象的だった。ゲルマンのノーベル賞受賞は1969年だが、
u,d,s 3種のクオーク理論はまだこんな風に受け取られていたのである。 


 1971年の3月3日にはNBI創立50周年記念式典が開かれた。NBIでのA.
ボーア、 V. ワイスコップ、 C. メラー、ローリッツェンの講演の後、コぺン
ハーゲン大学の講堂で盛大な祝賀会が開かれた。NBI50年史の映画の後、約
400人の参加者が堅苦しさは全くない打ち解けた雰囲気の中で、飲んだり食べ
たりダンスをしたり、12時過ぎまで思い思いに楽しんでいた。 

 余談ながらこの留学中ショッキングな死のニュースが二つあった。ひとつは
1970年11月10日夜のBBCラヂオニュース。「ド・ゴール将軍が死んだ。フラ
ンスは寡婦になった」と叫ぶ。日本ではこんな感情のこもった放送は聞かれな
い。もう一つは11月25日のインターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙の
トップニュース三島由紀夫の腹切り事件で、防衛庁前での三島の演説写真を載
せ、「日本は過去を向いている」と軍国主義復活の懸念コメントがある。異国
で聞く日本の大事件だった。
                                (完)

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 ■ 世話人(幹事)総代をを引き受けるにあたり、学生時代を振り返る ■ 
----------------------------------------------------------------------
 小島 浩司(理学1S/電子研究室(宇宙線研究)・愛知工業大学、大阪市立
      大学客員教授、中部大学非常勤講師 大阪市立大学・インド国立
      タタ基礎科学研究所ジョイント研究コラボレーター)
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    人        信州大学物理同窓会の皆様如何お過ごしでしょうか。私
   / \ ※    は今回、各学年の学年幹事(世話人へ名称変更の予定)の  
  (∴∵∴)※※    連絡取りまとめ役を仰せつかった1Sの小島というもので
    ̄ ̄ ̄※※     す。
         
 ご存の事と思いますが、1Sで始まる学籍番号を付されているのは理学部第1
回入学生です。旧制松本高校の伝統を引き継いだ信州大学文理学部が改組され、
理学部と人文学部の2学部体制で発足したのは1966年4月でした。理学部
は、数学、物理、化学、地質の4学科の体制でスタートして、共通学科として
生物があり、附置施設として臨湖実験所がありました。

 そのときの大学の状況は、文理学部と理学部、人文学部の学生が混在した状
態で在学していて、2学部に分かれたとはいっても、理学と人文は同じ仲間意
識がかなり強く一緒に授業をうけたり、授業以外の行事も共に活動する機会も
多く、2学部の学生の間には、現在より濃密な人間関係が存在していました。
またその時の信州大学理学部は入学にあたって必ず通過しなければならない入
学試験もかなり特殊な状況での実施でした。

   ◎  3期校の受験のチャンスで、針の穴を通過
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 当時国立大学は入学試験を3月5日頃に実施する1期校と3月23日頃に行う2
期校に分かれていました。ところが改組を実行する予算が国会を通らなければ
入学試験が実施できないので、この年の信州大学理学部、人文学部の入学試験
は4月2日と3日に実施されました。いわば3期校がこの年に存在したことにな
ります(文理学部の改組を行った地方の国立大学はこの前後数年間同様な経験
をしています)。

 この当時、旧帝大系の大学を始めとした大学院まで備えた規模の大きな理学
部を持つ大学はほとんどが1期校に集中していて、その中でも宇宙天文関連の
学科専攻を持っている大学は非常に限られていました。

 私は宇宙天文関係の学部・学科を志望していたので当然1期校の某大学を志
望しましたが入学試験で不合格となりました。次善の進路として、2期校の理
工系の学部の入学試験を受験し、そちらも不合格となりました。1966年3月の
受験時には私は一浪している身であり、私の家は母子家庭でしたのでもう1年
の浪人生活は不可能でした。

 こんな状況で3期校の受験のチャンスは私にとって、針の穴を通過するよう
な最後の希望でした。その最後のチャンスを何とかものして入学試験に合格す
る事ができました。そして入学後に物理学科に宇宙線の研究をする研究室があ
ることを知り、夢にまで見た宇宙関係の勉学が可能になりました。その後紆余
曲折もありましたが、何とか宇宙線の研究者として給与をいただくことができ
る職につき、学位も取る事ができました(常勤の職は離れましたが一応現在も
現役の研究活動を継続中です)。

 それもこれも、最後の針の穴を通るような最後のチャンスを与えてくれた信
州大学理学部物理学科の存在がすべてであると思います。

   ◎  現在マスコミを賑わす個性的な方々とも親しく議論
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 物理学科在学の4年間と研究生で在籍した1年間の計5年間の松本での生活
は、今思い出しても心おどる思いでもあります。当時の文理学部自然科学科の
最後の学年に在籍していた先輩には物理学や教育の分野でしばしばマスコミに
も登場する個性的な方々も数多くお見えになり、親しく色々な議論を戦わした
のも今はなつかしい思い出です。

 物理の先輩だけでなく、私ががらにもなく所属していた文学研究会(通称文
研)にも同級生に現在、オリンピック開催にからむ時の人となっている某政治
家の方もいました。その方と色々な文学論を交わしたことも昨日の事のように
思い出されます。

 最後に私のライフワークである宇宙線研究の出発点であり、人間形成に大い
なる財産を与えていただいた信州大学理学部物理学科(現物理科学科)の持続
・発展を期待したいと思います。

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  ┃第┃17┃回┃信┃州┃大┃学┃物┃理┃会┃総┃会┃に┃つ┃い┃て┃
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 次回2014年の信州大学物理会総会は、東京での開催になります。その概要が
固まってきましたのでご報告します。毎回、年次報告、記念講演会と懇親会を
行いますが、講演会では、三上浩佳 群馬県立医療短期大学名誉教授(文理10
回)にお話いただくことになりました。幹事と開催日程は以下のとおりです。

  ■開催日: 2014年5月24日 (土) 14:00 〜17:00
   <※13:45から受付開始 総会:14:00〜14:30、講演会:14:30〜15:
    30、懇親会15:30〜17:00の予定 >
  ■会場:大手町サンケイプラザ(東京駅から徒歩8分、東京都千代田区
      大手町1-7-2、TEL 03-3273-2258〜9)
               http://www.s-plaza.com/access/index.html
  ■講演会講師:三上浩佳 氏( 文理10回 :群馬県桐生市在住 )
  ■会費:10,000円  30歳以下の方は7,000円
  ■二次会として、宮地先生の卆寿のお祝いを実施する予定です(会費別途)
  ▼講演会のご案内
  ◎講師:三上浩佳 群馬県立医療短期大学 名誉教授(文理10回 : 群馬県
   桐生市在住) 研究分野:原子核・素粒子理論(ハドロン領域) 特に、
   中間子及び核子の散乱構造に関する研究
  ◎記念講演演題:「解ったことと分からなかったこと−研究ノートから」

  ◆記念講演講師 三上浩佳 氏 からのメッセージ
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   ものごとを理解するしかたや深さは人それぞれ違いがあります。「頭が
  良い」と言われる人はそれなりに、そうでない人もそれなりに理解したり
  分からなかったりします。よく、あの人は「頭がいい」という言葉が使わ
  れますが、これはどういうことなのか考えてみたいと思います。頭の良さ
  は研究者にとって重要な要素なのでしょうが、それが全てかというとそう
  も思えません。研究過程で「解かったこと」といまだに「分からないこと」
  を思い返しながら、「分かる」ということについて感じていたことをお話
  しようと思います。

  =第17回信州大学物理会総会 幹事= 
  ■太平博久(6S) ■近藤一郎 (12S) ■武原一記(22S) 

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 □■  学生と卒業生の交流講座「物理学生への就職支援セミナー」   ■□
 □■  第4回(12月10日開催)講師の方々と演題が決定!       ■□
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    ⊂⊃       就職活動解禁直前に、卒業生が講師となってレクチャー  
⊂⊃     ⊂⊃   しようというこのセミナー(主催・物理科学科、共催・物
                  理同窓会)もことしで4回目を迎え、開催日は12月10日に
/⌒\/⌒\    決まりました。対象学年は学部3年生と修士1年生ですが、
    〃\  〃\   ことしからは対象外学年であってもも関心のある学生には
                参加できるように検討をすすめています。      
  今回の講師は、以下の3氏に引き受けていただきました。毎回、(1)ベテラ
ンの民間企業経験者、(2)教育関係者、(3)若手の民間企業従事者となってい
ますが、今回の若手は就職した年に退社したという方となりました。

(1)好広修三 氏(理学3S/元日立ハイテクフィールディング海外営業部部長) 
  ・演題:「仕事を楽しめ!」
(2)渡辺規夫 氏(理学4S/元上田東高校教頭)
  ・演題:「教職をめざすみなさんへ」
(3)小財正義 氏(理学06S/元カネテック株式会社社員)
  ・演題:「就職について」

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 □■□□■□ 2013年春 卒業生・修了生の進路状況 □■□
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 ■ 学部卒業生/34名 →進学19名 →就職11名 →その他4名
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
《進学先》信州大学大学院理工学系研究科修士課程(11)、筑波大学大学院 (1)、
東京工業大学大学院(1)、御茶ノ水女子大大学院(1)、名古屋大学大学院 (1)
《就職先》 
○公務員:4 地方公務員(1)、教員(3)
○民 間:8 東日本旅客鉄道(株) 情報システムサービス(株) 他 
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 ■ 大学院修士課程修了生/12名 →進学0 →就職12名 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
《就職先》
○公務員:3 国家公務員(1)、教員(2)
○民 間:9  (株)東芝 (株)富士通システムズ・イースト 他
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 ここ3年の学卒生の進学者は18名→23名→19名と推移、一方で就職者は12名
→4名→12名となり、就職難から大学院に一時避難(?)したとみられる昨年か
ら、ことしは就職者数がV字復活している。この傾向は修士卒にも窺えるよう
で、進学者はゼロ。全員が就職している。

 学卒生の進学者をもう少し過去からみてみると、08年:26名→09年:18名→
10年:22名→11年:18名→12年:23名→13年:19名と、増減はあるものの20名
前後で横ばい状態にある。そのうち進学先として信大大学院へ進んだ者は、08
年:14名→ 09年:11名→10年:13名→11年:9名→12年:18名→13年:11名。
一昨年と比較して昨年は倍増したが、ことしは元に戻った。

 修士卒は12名全員が就職。就職先としては公務員が学卒者を含めて根強く、
ほぼ3割ていどを占める。民間企業の就職先については、入学時のプライバシ
ーポリシーに関するアンケートで、「同窓会にも開示しない」とした学生がこ
としは多く、ほとんど公表できないとのこと。

 ※この点に関しては、当会としては具体的な支援に協力していく方針なので、
 学科長ならびに担当の先生方に対して、これまで通り開示できないか善処を
 お願いしているところです。当会役員会においても、会長をはじめ各役員か
 らそうした強い要望が出されました。         (まとめ:藤)

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  ■ 美谷島先生の近況、「まつもと広域ものづくりフェア」でご奮闘 ■ 
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    【 信大物理OB(文理15)の美谷島實先生が信大を教授退職(2009年)さ
    れてから4年が経ちました。その後どうされているのか。このたび、
    先生の近況について当会報の松原編集委員あてにお便りをいただきま
    した。近年のご活躍ぶりをそのお便りの抜粋からお届けします。】
----------------------------------------------------------------------
  |)     大学は、9月27日から後期授業開始で、小生今日(2日水曜)は 
'―o―,   院生向け授業日でした。
 (| \     
             松本では、以前から「まつもと広域ものづくりフェア」(7月
中旬)が毎年開催されています。大きい参加企業は、「アズミ村田製作所、精
工舎(セイコーエプソン:時計)、諏訪湖時計の科学博物館、長野工業高、池
田工業高、松本工業高、長野工業高専、松本大学、信州大学工学部、理学部、 
他」です。

 主催は、松本市の商工会議所のようですが裏方に徹していますので、表向き
は「まつもと広域ものづくりフェア実行委員会」です。(しかし、松本市長と
商工会議所会頭が挨拶します。)

 理学部には、何故か参加の要請があります。(この理由は知りません。しか
し、すべての処にあるわけでなく、企業宣伝と見做されている学校や企業もあ
ります。このチームには、参加補助が無いようです。)


<「ものづくりフェア」での私の活動経験> 
 2009年以前は記憶があいまいです。また、理学部化学教室からは、毎年石川
厚先生が参加しています。この科学実験教室(2日間)の対象は、幼稚園児か
ら小学校低学年生で、毎日化学・物理各1時間です。

  ■2010年:分光器作成 @上野の科学博物館の理工部作成の紙型からとも
  う一つは、A紙コップの底に、分光シートを貼って、コップ内を黒くした
    分光器も作成しました。20+20+予備10+試作10個くらい。実施する方は、
    現場にいろいろな光源を持参しました。父兄がデジカメか携帯で写真撮影
  して子供さんに見せていました。そういう時代かと感心しました。

  ■2011年:電磁石作成:予め大きめの釘で鉄心を作り、10mのエナメル線、
  電池セット:これを、20+20+予備10個用意する。これは、電池をショー
  トさせる子供、エナメル線をごちゃごちゃにする子供向け準備です。鉄心
  の準備、また部品が多いが経費上限に抑えるために、買い出しが大変でし
    た。 

  ■2012年:マックスウエルの色独楽(コマ)作成:色の3原色の学習向けで
    す。CD-ROMを使うのですが、中心軸の固定には水道のパッキンゴムを用い
    て、そこにヒノキの軸を固定します。これらの用意が必要です。虹の見え
    る独楽 (クレヨンで色を塗る作業)、目の錯覚(残像効果)から色付い
    て見えるベンハムのコマ作成では、ビー玉を使うのですが、良い接着剤が
    無くて、机から落とすとビー玉が取れるのが悩みの種でした。(ビー玉は、
    机との摩擦係数が小さいので使います。)

  ■2013年:マックスウエルの独楽(ジャイロ):独楽の重心が軸の支点に
  くる独楽です。かさは100円・200円の菓子の入れ物の透明プラスチックの
    ふたです。いろいろな店の入り口に置いてあります。それを貰ってきて
    (店がごみに出す前に集めて)半田ごてで穴をあけて、ゴムパッキンと軸
    を付ける。独楽を回転させる台は、今年は松本さん(素粒子研出身)にお
    願いしました。予備も含めて60個用意する。今回教室では、時間が余るの
    で、虹の独楽を作成させました。今回はクレヨンで色を塗る単純作業でし
  た。

   東急ハンズでは、この透明なプラスチックの入れ物を100円で売ってい
  ます。商売するということは、こういうことかと感心しました。(場所代、
  従業員の経費、税金、その他で当然お話ですが)インター・ネットで調べ
  れば、安い店を探せたでしょうが、今回は廃物利用でした。

   参加した親子には、全てお土産として持帰って貰います。当日の夕食時
    の話題になればそれで良いと割り切ります。20名に一人、10年か15年たっ
    て、「力学か物理」の時間に思い出して貰えば「御の字」です。
 
  ◎追記:毎年、TA2名(物理と化学各1名で現場では2人が同時に作業)と
  松本大学の室谷心さんに協力してもらっています。前述の透明なプラスチ
    ックのふたの半数は、松本大学の学生さんがアルバイト先の店から貰って
    来てくれました。少し前から課題を選んで、試作と部品探しをします。こ
    のとき、室谷さんに相談したり、本を調べます。駄目なときは方針を変え
    ます。

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    ■  3S物理同窓会 ■
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              好広 修三(理学3S/物性研究室 東京都在住)
----------------------------------------------------------------------
  ,,       信州大学在学中或いは卒業後10年位は、お互いあまりコミュ
二‖二    ニケーションの無い3S物理でしたが、今では17年間連続(今
 ‖ ,,   年も含めて)毎年1回開催している3S物理+化学有志の同窓
  二‖二  会で、良く懇親を深めていると自負しています。3S同窓会の来
   ‖     歴をご紹介します。(敬称略)

 1.`81-9-12 3S物理同窓会 松本 桃仙園 17名参加 幹事:福森
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 *大体皆んな卒業(`72年3月)から9年半後初めて会った方々も多く(3S物
 理は皆で26名)在学中のことを思い出して感慨にふけった参加者でした。
	
 2. `93-11-14 3S物理同窓会 崖の湯温泉 薬師平ホテル 13名参加 
       幹事:赤羽、永沢
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 *それから12年後、「みんなで集まろーや」の竹中(‘01-1死去)の呼びか
  けで、北アルプスが露天風呂からよく見える崖の湯温泉に集まった。

  3.`97-7-19 3S物理同窓会 (新潟 松之山温泉9名参加 幹事:飯沼、中村
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 *この時か、この後か正確なことは分からないが、申合わせを行なった。
  @ 3S物理同窓会は、1年に1回行う。
  A その幹事は、開催の前年の同窓会で決める。場所は、幹事に一任する。
  B その年に亡くなった人が出た場合は、その翌年は、松本で開催するよ
       うにする。
 これらの取り決めで、翌年(`98年)から今年まで16年間3S同窓会は、続いて
  いる。

 4.`98-9-26  伊豆 16名参加---連続17年で最大人数 幹事:西村
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 *天気快晴、素晴らしい陽気であったこと覚えています。2Sの入江さんも
 参加。

 5.’99-9-25   岐阜 光陵閣 14名参加 幹事:古川、滝沢
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 *台風一過の晴天なるも、木曽川の水量は多く、日本ライン下りは断念。岐
 阜県博物館(勤務)を古川案内。

 6.`00-9-23  長野 上山田温泉 15名参加  幹事:倉田、松本(淳)
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 *どのタイミングか忘れましたが、3S物理の小暮さんが、NHKのドキュメン
 タリーで、自分の心臓の奇病のことを話しされたので、後日電話を入れさせ
 て貰った。そうすると、お兄さんが出てこられて、その奇病で、1年前に亡
 くなられたとのこと。在学中は、おとなしい人だったが、残念であったと、
 皆さんに報告した。

 7.`01-9-22  河口湖 14名参加 幹事:福井、中村、早川、好広
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 *初めて在京組で幹事をしたが、納涼船で天ぷらを賞味するとか、東京タワ
 ー見物が良いとかいろいろもめたが、結局景色のいい河口湖に落ち着いた。

 8.`02-9-7  3S同窓会(+化学有志) 神戸須磨 16名参加 幹事:森、福森
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 *学生時代呑みすぎでドクターストップのかかった森さん、ビール1杯だけ
 飲めるようになった。

  9.`03-10-25  高山 15名参加  幹事:竹中
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  *静かな旅館で、語り合った夜でした。

  10.  `04-10-16 石川県 片山津温泉 幹事:神田、好広
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  *雪の科学館館長、神田さんの「雪の赤ちゃん(ダイヤモンドダスト)」作
 成実験が大変勉強になりました。

 11. `05-10-9  松本 松茸山荘 15名参加 幹事:松本(淳)、倉田
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 *美味しい地元の松茸を味わったこと、お酒の話題として提供して貰ったこ
 と覚えています。 

 12. `06-10-7  箱根 6名参加 幹事:鈴村
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 *何故か知らないが、同窓会最少人数となりました。

 13. `07-10-13  知多半島 9名参加 幹事:森川、鈴木
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  *年1回の同窓会で、毎回碁盤と碁石を持参して森川vs鈴木の名人戦が行わ
  れます。

  14.`08-11-8  戸倉上山田温泉 9名参加 幹事:赤羽
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  *芸者を呼んで、赤羽三味線を味わった。高い買い物でしたが、楽しかった。

  15. `09-11-7  熱海ホテル大野屋 9名参加 幹事:鈴村、西村
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  *小田原城で、お侍さんと一緒に写真を撮った。

  16. `10-10-23  京都白河院 14名参加 幹事:江国、森、下村
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  *フルコースの京料理、翌日哲学の道を歩いて、南禅寺順正の湯豆腐に皆ん
  な大満足。

  17. `11-9-24  岐阜鵜飼見物 12名参加 幹事:古川、(滝沢)
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  *素晴らしい鵜飼見物のアレンジでした。時間が経つのを忘れてしまいまし
  た。竹中家訪問し、仏壇でお参り。

  18. `12-12-1  佐渡島 10名参加 幹事:飯沼
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  *初めて、船に乗って島に行っての同窓会開催。ちょっと天気が、思わしく
  なく、船での移動ご苦労様でした。

  19. `13-10-12  岡山六口島 象岩亭  12名参加 幹事:江国  
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
	
 簡単な取り決めだけで、19回(その内17回は連続)良く続いています。一番
よく出ている人は、19回中17回の参加。大変ご立派です。

 あんまりというか、ほとんど物理の話をしないのが、その秘訣かもしれませ
ん。同窓会、以前の話題は、仕事のこと、家族のことが多かったが、最近は健
康のこと、趣味のこと、孫のこと等が話題の中心です。

 これからも、毎年開催していけるよう皆んな長生きして行きましょう。

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   〔 信州大学物理同窓会(メルマガ)会報リレーコラム・第5回 〕
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     ■ 教職30数年 ■ 
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                 小林 俊文(理学11S /宇宙線研究室 長野県東御市在住)
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 _===_   
  ( ^^)    [ 文化祭の世話役など引き受ける ]
 o-o-))  
      もう信州大学理学部物理学科を卒業して30数年を経過してしまい
ました。昭和という時代51年に入学でした。本年5月に開催された第16回総会
で記念講演した中村光廣さん(名古屋大学教授)と同期でした。今思うと彼と
同じ大学(1期校)を受験し、失敗して同じ学科であったとは我ながら恥ずか
しい気持ちでいっぱいです。今回渡辺規夫先輩から同窓会原稿を2年越しに依
頼されました。同窓会HPを拝見させていただき諸先輩のようなすばらしい寄稿
ができませんが皆様のお話の一助になればと思って書いています。

  1980年。4年で卒業した同期の方もいましたし、まだ勉強が足らないと各研
究室に残っていた仲間もいました。私は宇宙線の研究室で観測用のパソコン
(赤羽先輩の)でいろいろなことを夜な夜なやっていたことを思い出します。

 森先生のやさしい感じと鷲坂先生の大御所のような雰囲気。安江先生の若々
しい皆さんに囲まれて楽しい仲間と青春していました。P 連などという物理科
の2年生から院生までで構成された会の世話役をやりました。(文化祭の世話
役です。)永井先生にはいじめられましたね!(面白かったですが)。

       [ 松本工業高校に就職 ]

 進路が定まっていなかった私は研究生という肩書きで大学に残らさせて頂い
ていましたが、ほとんど行っていませんでした。その年の3月末日に松本工業
高校に拾っていただきました。(急遽物理の先生が転勤。補充新人教師で残っ
ていたのが私だったみたい)工業高校ですから女生徒はほとんどいませんでし
た。初めて担任をした生徒には不十分な指導をしたんだと熟戒しています。

 2年になった時、退学していく生徒が出ました。なぜ? どうして? 退学
するの? やりたいことがあるから・・・・。ぜんぜんわかりませんでした。
問題行動を起こしてではない君に私は何もしてやれなかった。あたふたしてい
ただけでした。残った40人の生徒は先輩の先生方に助けられて卒業までこぎ
つけました。

 工業高校なので物理は必修でした。精一杯教えてやろうと意気込みました。
しかし生徒たちの授業態度で萎えてしまいそうになりました。萎えてしまった
こともあったと思います。一部の生徒の熱心さにまた再起してやったんでしょ
うね。いま思うと「教えてやろう」などと思うこと自体がひどい事だなと思い
ますね。わけもわからない50分を彼らは楽しくも無い時間を私と共有してくれ
ていたのだと思います。

       [“もの言わぬ”先生の増加 ]

 2番目の学校は望月高校でした。元気な学校でした。自分の教え方の未熟さ
や無知さがダイレクトに生徒たちが指摘してくれました。小河 勝(文理18鷺
坂研究室)先輩の経験されたような学校でした。付き合ってなんてくれないの
なら何とかしなければと「上田仮説サークル」に助けを求めていきました。知
の楽しさをどう経験させたらいいのか? 勉強になりました。

  最近、生徒や同僚に”もの言わぬ”先生が多くなってきています。これから
教師を目指す後輩たちは自分が思ったり感じたりしたことを学校運営や同僚同
士の中で論議や話し合いすることが絶対大事だと思います。大学受験する生徒
ばかりではない多様な生徒と同じ時間を過ごすことが教師として成長していく
(多くの道があるだろうけれど)ひとつの道なのかな? と思うようになって
います。

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 □■□□■□ ┃新┃入┃学┃生┃か┃ら┃の┃声(メッセージ) □■□
        ┗━┗━┗━┗━┗━┗━┗━┗━
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 【ことし入学した3名から、現在の心境と抱負などを伝えてもらいました。
  どんな「通過点」を過ごしているか、新鮮な声に耳を傾けてみましょう。】
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 ■  大学へ入学してから… *  *  *  *  * * * *  /@) ⊃\/|
              ◎ 杉山 みさき (理学*13S)    > ⊃⊃/\|
----------------------------------------------------------------------
 大学へ入学してから半年以上が経ち、少しずつ学校生活に慣れてきました。
入学して不安だったことは”親元を離れて暮らす”ということでした。

 朝起きてもいつも聞いていた”おはよう”の声が聞けなくて、一人でいるこ
とを実感しとても寂しくなり辛かったです。しかし、課されたレポートを友人
と考えたり、講義を受けたりその準備をしたりであっという間に日々を半年も
過ごせた自分に自信がついてきました。

 講義が始まり、初めは”高校のときみたいに同じ授業が週に数回あるわけで
はないから、余裕かも”と思っていましたが、これは甘い考えでした。”高校
のときよりも内容が濃い、とにかく濃い…。これは全然余裕じゃない!!”と
感じました。

 また、その中で大学生の勉強は今までとは違うと感じました。今までは教科
書から参考書、問題集を用意してもらい課題も指定してある、待っていれば与
えてくれるのが当たり前になっていました。大学では自分から動かなければ学
び得ることができないのが当たり前で、このことは私が学習面で大変だと感じ
たことでした。高校時代の担任の先生がよく言ってくださった”良くも悪くも
自分次第”という言葉は、まさにその通りだと痛感しました。

 さらに大学の勉強は”本質を理解する”ことが重要だとも思いました。公式
を暗記すること、問題の型を覚えてしまうこと、こんなことをしてばかりの学
びでは学問が本当に面白いことに気づかないままになり、もったいないと感じ
ました。

 けれど、本質を理解することは思った以上に難しく、なかなか勉強が進まな
くて嫌になることがありました。毎日少しずつやればいいのに、それすらも嫌
になってしまいその結果、講義が理解できないという泥沼にはまってしまうこ
ともありました。ですが、こんな最初で負けるわけにはいきません。これから
もいつもその葛藤と戦いながらの日々になると思います。

 辛い日々が続くかもしれません。けれど、”自分で決めてここに来た”こと
への責任と向き合い、これからの自分が”あの時は辛かったけど、そのおかげ
で今の自分がいるんだ”と思えるように、少しずつでも前へと進んでいきたい
です。

----------------------------------------------------------------------
 ■  物理を学ぼうと決めた三つの理由   *  * * * *  /@) ⊃\/|
                ◎ 山下 祥吾 (理学*13S)    > ⊃⊃/\|
----------------------------------------------------------------------
 私がこの信州大学の理学部物理科学科に入学してからはやくも半年が経ちま
した。3月下旬…まだ寒さの残る季節に合格通知を受け取り、この信州大学に
入学手続きに訪れたあの時期が昨日のことのように感じられます。

 私が大学で物理を専攻しようと決めるに至るまでに、私には三つの大きな出
来事がありました。

 1つは2008年の益川博士、小林博士、南部博士らのノーベル物理学賞の受賞
でした。当時、中学生だった私は詳しい理論などは一切理解することができま
せんでしたが、ニュースの解説などを聞いて、とても不思議な気持ちになり、
将来、この分野について勉強してみたいと思うきっかけになりました。

 2つめの理由ははやぶさの地球への帰還でした。その当時私は高校1年生で
ようやく物理の授業が始まったころでした。私は高一の頃は物理が大の苦手で、
クラスでも物理の成績は最下位に近く、理系に進むのを断念しようかと考え、
進んだとしても物理は履修しないでおこうと思っていました。しかし、はやぶ
さの帰還のニュースを聞いて、その考えは変わりました。はやぶさのもたらし
た宇宙の謎を解き明かすカギが私の宇宙への興味を呼び覚ましてくれました。
そして、私は理系クラスに進み、物理を履修することになりました。

 最後の理由は量子力学への興味でした。高校三年生になり、物理だけでなく、
ほとんどの教科の教科書の内容をほぼすべて学び終え、ほとんどの授業が受験
対策の授業に切り替わっていく中で、物理だけはそれをせず、学習指導要領外
でもあった量子力学の授業を行うことになりました。

 プランク定数やリュードベリ定数、ボーアの水素原子モデルやハイゼンベル
グの不確定性原理などの簡単な部分を教わっただけの授業でしたが、かつての
益川博士らのノーベル賞受賞時に感じた、未知の領域に対する好奇心や神秘感
を思い出し、「この分野を本格的に勉強したい。自分の進む道はここしかない」
と感じ、第一志望を理学部の物理学科に決定しました。

 大学一年生のいまはまだ力学しか勉強していませんが、これから様々な分野
の物理学を勉強することができるのだと思うとわくわくします。力学の一分野
1つをとっても、とても神秘的な理由で自然界の法則が成り立っているのだと
私に実感させてくれます。物理を学ぼうと決めた時の気持ちを忘れないように
してこれから、物理学の真髄を学んでいきたいと思っています。

----------------------------------------------------------------------
 ■  解らない事を一生懸命に考える楽しさ  * * * *  /@) ⊃\/|
                ◎ 上條 裕樹 (理学*13S)    > ⊃⊃/\|
----------------------------------------------------------------------
 なぜ信州大学を志望したのか? A.「地元の大学だから。」
 なぜ物理科学科を選んだのか? A.「記述試験がないから。」
(僕は後期試験で入学しました。)こんな僕の駄文でよければ読んでください。

 僕は4月に大学生になりました。と言っても実家から通っているので今まで
と変わらない事が多いです。これまでと同じ時間に起床して、同じ時間に家を
出て、同じ電車に乗る、今まで何ら変わりなく繰り返してきた事です。

 そんな中で変わった事と言えばやはり勉強に関することでしょうか。高校ま
でと違って宿題やレポート課題が多く課されます。これらを出来ないなりにこ
なしていって今まで自分がどれだけ勉強してこなかったかに気付かされました。
それと同時に解らない事を一生懸命に考える楽しさやそれがわかった時の嬉し
さも知りました。これから今までの分もしっかり勉強しようと思います。

 今これからしっかり勉強するという決意をしたわけですが、僕達はまだ1年
生です。これから学ばなければならない事がまだまだ沢山あるはずです。一つ
一つ確実に自分の物にするために頑張ります。物理学者のタマゴのタマゴにな
れるくらいには・・・。

 さて少し文章が短いような気もしますが明日(今日)も朝早いのでもう眠らせ
てください。物事をため込むクセも直さないといけませんね。ではここまでこ
んなに拙い文章を読んでくださった方、ありがとうございました。

━…‥‥…━…‥‥…━…‥‥…━…‥…━…‥…━…‥…━…‥…━…‥…
     ■ 信州大学をめぐる「学部横断的」な動き3題 ■ 
━…‥‥…━…‥‥…━…‥‥…━…‥…━…‥…━…‥…━…‥…━…‥…
   /⌒ヽ彡   【 信州大学「校友会」を創る動きについては、当会報でも
  <)∂ ゝ   既報しましたが、いよいよ具体化の案がまとまったようで
 ⌒ヽ‐/⌒フ  す。こうした、全学的、あるいは学部横断的な施策が次々
 ⌒(  ミ彡   と発表になっています。信大が独立法人となってからほぼ
   _」」    10年。総力をあげた取り組みが加速しているようです。】
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  《1》信州大学「校友会」が来春をめどに結成予定
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 7月27日開催の大学本部と既存学部同窓会との会合で、来春をめどに「校友
会」を結成することが議論された。この会は校友(在学生、卒業生、教職員、
および賛同する個人、団体)の交流を計ること、大学との連携をすすめること
を目標とする、校友のための組織とのこと。

 関連する組織として「知の森基金」を創る。これは学生奨学金拡充、国際交
流、留学生支援、大学の教育・研究支援などを目的として、多様な寄付金を受
ける母体となる。

 SNS(ソーシャル ネットワーキング サービス)を充実させ、校友同士
のつながりを促進サポートしていくことや、ホームカミングデーや地方での交
流の場(支部校友会)をつくり交流を深めることが事業として考えられている。
また、校友の情報を一括できる、総合データベースをつくる。これは大学関係
者全体の名簿の管理を行うもの。これには、校友会本体と各同窓会との「提供」
「利用」「管理」などについての契約が必要となる。
 
 財政については、現段階で通年的には、人権費、事務用品、名簿管理、会報
通信費などで計1400万円程度を考えているとのことである。財源は、教職員
(OG・OBを含む)に生涯会員(会費1万円)になってもらい拠出をお願い
するほか、その他賛同者に生涯会員になってもらい拠出をお願いする。また、
学部同窓会にも年間拠出金として学部定員×3000円を考える。(理学部同窓会
では210(人)×3000(円)=63万円。全体として10同窓会から約610万円。こ
れによって生じた不足分について、恒常的に大学が補填していくのかどうかに
ついては今後の課題)

 組織については、学長を長として副会長、幹事、監事などを置くが具体的に
は未定。校友会関係の催しの通知、活動の報告、あるいは資料などの配布につ
いて、当面は会報に同封することになる。大学のHPあるいはSNSにても連
絡、通知などを行っていくことになる。
    (9月20日開催・理学部同窓会役員会への森淳会長の報告文より抜粋) 

 ※この3月、大学本部の担当者に取材した時点での計画との最大の相違点は
 財政面。「運営資金として、会費は入学時に新入生から1万円の生涯会費の
 徴収という案に1本化して提案していきたい。」とのことであったが、既存
 の学部同窓会から新入生ひとり当たり3000円を徴収することで話が進んでい
  るようです。また会長については、適任者がいなければ学長が就くことにな
 り、この点では当初の計画の目論見どおりの決着となりました。
                    (物理同窓会報編集委員会・記)

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  《2》環境エネルギー・繊維・先端医療の3研究所の新設が具体化

       #長野キャンパスに:環境、エネルギー材料科学研究所
       #上田キャンパスに:国際ファイバー工学研究所
       #松本キャンパスに:バイオメディカル研究所
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 信州大が大学改革の一環として、研究組織の大幅な改編を検討していること
が分かった。環境・エネルギー開運など独創的で最先端の分野をテーマとする
三つの研究所を新設し、既存の2研究所と合わせ「先鋭領域融合研究群(仮称)」
として一体的に運営。五つの各研究所が連携して教育、研究に取り阻む。

 文部科学省と折衝を重ね、遅くとも来春までに設置する意向だ。信大が積み
重ねてきた研究能力を高め、社会が抱える問題解決に役立てていく狙い。大学
間の生存競争が激しくなる中、存在感をアピールしていく。

  ■5研究所を「先鋭領域融合研究群(仮称)」として一体運営
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 計画だと、工学部がある長野キャンパスに、リチウムイオン電池や燃料電池
を研究する「環境、エネルギー材料科学研究所」、繊維学部がある上田キャン
パスに、生物由来の繊維や医療分野で使う繊維などを研究する「国際ファイバ
ー工学研究所」をつくる。医学部がある松本キャンパスには、予防医療や先端
医療に取り組む「バイオメディカル研究所」を新設する。

 このほか、「山岳科学研究所」に改称する「山岳科学総合研究所」(松本市)
と、「カーボン科学研究所」(長野市)を合わせた五つの研究所を一つの研究
群として運営するため、各研究所の代表らでつくる運営萎鼻会を設置。各研究
所の運営方針を論議し、研究テーマごとに連携策などを話し合っていく方針だ。

 各研究所とも基本的に既存建物を使い、研究者を学内外から15人ほど集める。
研究群長は研究担当の理事が兼ねる予定。研究支援センターや外部評価組織も
設けるほか、研究者は授業や研究指導など教育業務にも携わる。

 山沢清人学長は「今までのように各研究者が個人の考えで研究を進めていて
は、なかなか人類社会に貢献できない。信州大が持っている特徴を生かし、集
中して研究を進めていく」と話している。
               (信濃毎日新聞・2013年9月28日 より抜粋)

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  《3》研究や教育、総合的に展開する「地域戦略センター」を開設
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 信州大学は、地域課題の解決につながる研究や教育を部局横断的かつ総合的
に展開する「地域戦略センター」を開設したと発表した。

 地域連携を念頭に置き、自治体や企業、住民などと課題の洗い出しや情報の
共有を図りながら、文理融合の視点で中山間地域の再生や再生可能エネルギー
の利用促進など、さまざまな課題に取り組む。

 センターは、松本キャンパスにある「信州地域技術メディカル展開センター」
内に設置された。兼任の正副センター長に加え、専任教員一人が配置されたほ
か、年度内に研究員ら少なくとも5人を雇用する。全学部の関係者でつくる運
営委員会も発足させる。

 事業展開は教育と研究の両面にわたる。実地の活動を通じて地域課題を吸い
上げ、多角的な視点で解決提案できる人材を育てたり、身近な社会問題に対し
て学内の多分野の教員で研究グループを組織し、地域連携を進める上でのコー
ディネートを担ったりする。

 理系分野における技術や商品の共同開発を中心に、学内にはこれまでにも産
学官連携を掲げる組織・事業が数多くあったが、地域戦略セシターでは体系的
な教育研究活動を目指す。笹本正治センター長は「総合大学の強みを生かし、
信州の将来を100年先まで展望したい」と述べた。
               (市民タイムス・2013年10月6日 より抜粋)
                         
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   ┃T┃O┃P┃I┃C┃S┃ 
   ┗━┗━┗━┗━┗━┗━  
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
      ┃Physical Review Letters┃誌┃に┃宇┃宙┃線┃研┃究┃の┃
   ┃成┃果┃を┃発┃表┃
      
  ◎チベット高原での日中共同実験(信大HPから転載)
   
   理学部物理科学科の宗像一起教授、加籐千尋准教授、全学教育機構の安
  江新一特任教授、東京大学などの大学研究者らが参加する研究チームは、
  中国チベット高原での日中共同実験により、高エネルギー銀河宇宙線にみ
  られる「太陽の影」が、太陽活動と相関して大きく変動している様子を世
  界で初めて明らかにしました。

   エネルギーの高い宇宙線は、太陽−地球間をほぼ直進します。太陽の背
  後から地球に飛来する宇宙線は太陽にぶつかって遮蔽されるため、地球で
  は太陽方向から飛来する宇宙線が減少して観測されます。これが「太陽の
  影」です。しかし、その正確な観測には、個々の宇宙線の入射方向を高い
  精度で弁別することが必要です。

   研究チームは、14年間にわたって観測された膨大なデータを解析し、太
  陽の強い磁場の影響で「太陽の影」が太陽活動極小期に濃く明瞭に、極大
  期に薄くなっていることをつきとめました。このことは、宇宙線を用いた
  「太陽の影」の観測から太陽磁場の大規模構造を知る手がかりが得られる
  ことを示唆するもので、世界中の研究者からも注目が集まっています。

   今回判明したこの成果は、物理学の専門誌としては最も権威がある米国
  物理学会誌Physical Review Lettersの7月1日号に掲載されました。この
  論文は編者の推薦するeditor's suggestion論文にも選ばれています。研
  究チームは、今後も、チベットの観測装置を改良し、さらに詳細な観測を
  続けていく予定です。
 
  「太陽の影」論文(電子版)はこちらからご覧いただけます。
    http://physics.aps.org/synopsis-for/10.1103/PhysRevLett.111.011101
   
  ※ チベット空気シャワーアレイ
  1990年、中国・チベット自治区の羊八井高原(標高4300メートル)に日中
  共同で建設された宇宙線観測施設です。約37000平方メートルの敷地に、
  荷電粒子をとらえる「シンチレーション検出器」が約800台設置されてい
  ます。宇宙線は、地球に飛来する際に大気中の原子核とぶつかり大量の2
  次粒子を生み出す「空気シャワー」と呼ばれる現象を起こします。この
  「空気シャワー」中の2次粒子を、地表の検出器内で光として検出し、元
  となった宇宙線のエネルギーや方角を算出します。 
   銀河宇宙線は非常に高いエネルギーを持つ原子核(主に陽子)で、銀河
  内の超新星爆発等でつくられたと考えられています。実験は、宇宙線が大
  気中で生成する「空気シャワー」と呼ばれる現象を、標高4300mの高地で
  観測します。 

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  ■ 「信大物理同窓会『学年・研究室世話人』 規則(案)」について ■    
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    【 当会を構成する組織の根幹をなす『学年・研究室幹事』ですが、
    もっと活発に動いていただけるよう、事務局や役員会でさまざまに検
    討を行ってまいりました。まず名称ですが、「幹事」を「世話人」と
    改めることになりました。その規則を定めようと、下記のような案を
    作成しました。「世話人」のとりまとめ役として「総代」を設けます。
    初代総代に1Sの小島浩司さんが引き受けてくれることになりました。
    また、世話人と当会役員が加わるメーリングリストを設置し、情報の
    伝達や議論の活発化に役立てます。また「学年世話人1名→若干名」
    と会則変更の提案を行います。こうした下準備は進めつつ、最終的に
    は来年5月の当会総会で承認をいただく予定です。】
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                ■  
     T 目的

 信州大学物理同窓会会則第3章・第12条の「学年ごとに学年幹事(→世話人)
を1名、また研究室ごとに研究室幹事(→世話人)を若干名おく。幹事(→世話
人)を中心に事務局との連絡・伝達の徹底をはかる。また、総会の準備などに
も協力する。」と定めるところにより任命されたのが学年・研究室世話人です。

 本会にとって、学年・研究室世話人は組織の要ともいえる役割を担っていま
す。当該学年・当該研究室の名簿と本会役員会等の決定事項などを集約し、す
べての会員に伝達していただこうという仕組みだからです。本会運営の模様が
ひとりでも多くの同窓生に行き渡ることによって、同窓会活動全般が活発にな
ることが期待されます。そのことが、年代を超えた会員同士の懇親と親睦のみ
ならず、母校に対する支援等にもつながり、ひいては母校のブランド価値を高
め、発展にも寄与できるものと考えられます。

     U 組織

 学年・研究室世話人は自薦他薦によって選ばれ、当会事務局から任命される
ことになります。
 2013年9月時点で学年世話人は60%ていど、研究室は1研究室を除いて世話
人が決定していますが、さらに100%を目指して拡充をはかっていかなければ
なしません。すべての学年と研究室に世話人を設置し、欠員がでた場合にはす
みやかに補充することが必要です。そのため上記「学年世話人を1名」でなく
複数名で運営する学年もあります。
 これら各世話人の集まりとして『学年・研究室世話人会』を設けます。まと
め役として総代1名、補佐する副総代を若干名、学年・研究室世話人のなかか
ら選任します。本会役員との重任は認められます。

     V 役割

 以下に学年世話人・研究室世話人の具体的な役割を挙げます。新設のメーリ
ングリストなどを通じて連絡を取り合い、当規則の目的のために役割を果たす
よう努力することが求められます。

1)自らWEB会員登録(本会のメルマガ会報などを送付している同窓会用ML{メ
 ーリングリスト]に参加)を行い、当該学年の同窓生に対してもWEB会員登録
 をするよう促します。
2)新たに設置される学年・研究室世話人用のML{メーリングリスト]にも参加
 し、世話人相互の連絡や本会事務局(役員)との連絡に利用します。
3)当該学年・研究室の名簿を管理し、異動などについては事務局との相互伝
 達にあたります。 
4)本会の「プライバシーポリシー」により、当該学年のメンバーから名簿閲
 覧の要請があったときにはそれに応えます。当該学年内の名簿の回覧は、流
 出に留意し、学年世話人の判断で認められます。 
5)学年・研究室の独自の行事や呼びかけは上記ふたつのMLを活用。会員全体
 と本会事務局に伝達します。 
6)学年世話人・研究室世話人には月1回程度開催されるSKYPEによる本
 会事務局会議(役員会)の議事録が送付されますので、本会活動の現況を把
 握します。必要と思われる部分があれば、当該学年・研究室の同窓生に伝達
 します。
7)本会の行事(物理会総会など)には積極的に出席するものとします。
                ■ 

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      信州大学東京同窓会からのお知らせ
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  2014年信州大学東京同窓会(全学部対象)の概要が以下に決まりました。

  1 日時 平成26年2月1日(土)
  2 場所 アルカディア市ヶ谷
             ( http://www.arcadia-jp.org/access.htm )
  3 講師 青木歳幸氏 佐賀大学地域学歴史文化研究センター教授
        1971年(昭和46年)信州大学人文学部卒
        佐賀大学教授、同センター長、日本医史学会評議員
    演題「幕末から明治期の信濃の医学」
       江戸時代において信濃各地に医師が輩出していたこと、幕末期
       に西洋医学が松本平にも入り、蘭方医による種痘を通じて西洋
       医学の有用性が知られるようになったこと、明治期において筑
       摩県医黌兼病院のなりたちと医師には松本地方の医師も多くい
       たことなどを紹介し、それから信州大学医学部への流れも紹介。
  4 会費 10,000円、平成7年3月以降の卒業生は、4,000円
  5 プログラム 14:00~15:30 講演会(質疑含む)
           15:30~16:20 大学からの報告
           16:20~16:40 総会
           16:55~19:00 懇親会(着座式)
           (信州産ワインの当たる抽選会も行います)
    6 その他 猪瀬直樹東京都知事(昭和41年人文学部経済学科入学)に出
    席の要請をしています。

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      信州大学理学部同窓会からのお知らせ
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  理学部同窓会総会を開催します 

  ▲日時:平成25年11月2日(土)午後2時00分から 
  ▲場所:理学部大会議室 C棟2階 
  ▲懇親会を午後5時30分より同所にて行います。多数の参加をお願いし
   ます。理学部主催の行事、銀嶺祭(大学祭)もあります。詳しくは会報
   別冊表裏表紙をごらん下さい 

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  ┏━┏━┏━┏━┏━┏━┏━┏━┏━┏━┏━ ┏━┏━┏━
   ┃大┃塚┃直┃彦┃の┃ウ┃ィ┃ー┃ン┃便┃り ┃第┃15┃回
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  ◎スロベニアでの夏期休暇
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              大塚 直彦(理学24S/国際原子力機関・IAEA勤務)
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    _/□□\_   この夏はウィーンも中心部で40度近くを記録する猛
   │−−−−-¶   暑となりましたが、予定していたスロベニアでの休暇
 ∞∞└◎−−◎-┘  がこの最も暑い時期に重なりました。
           
 昨年北部スロベニアを3泊4日で訪ねた際に受けた当地の印象が極めて良く、
今年は同地域のボヒニ(ボーヒン)湖畔の宿での9泊の夏休みを実行しました。
自炊の宿を選んだのでスーパーへの買い出しなどに車が必須となりましたが、
無精の私としてはウィーンから数百キロもの長距離運転は避けたいところでし
た。
 幸い国境のフィラッハまで旅客とマイカーを同時に運ぶ列車があるのを発見
し、車の運賃も50 EUR (6,500円ほど)と手頃なのでこれを利用することにしま
した。フィラッハとスロベニアのイエゼニッツェの間は山で隔てられていて、
この山を貫く立派な高速道路のトンネルもあるのですが、このトンネルだけの
ためにスロベニアの1週間高速券を買うのが馬鹿らしく、フィラッハから急峻
なヴルツェン峠を超えてスロベニア側に出ました。(そういえば学生時代は鹿
教湯のトンネル代が惜しくて、上田までよく青木峠越えをしたものです。)
                            (11OCT.2013)
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   ■ スロベニア版そばがきとも言えるZganciを食す
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 旧ユーゴ時代のスロベニアとオーストリアは鉄のカーテンで隔てられていま
した。実際、峠道には旧ユーゴの急襲に備えたオーストリア軍の壕が秘密裏に
掘られ、プラハの春とスロベニア独立時には警戒態勢が敷かれたようです。

 ただ旧ユーゴとイタリアとの間では人の往来が非常に自由であったようで、
他の社会主義諸国に比べて、スロベニアは西側との交流も盛んだったようです。
このせいかスロベニアには英語の通じる人も多く発音の綺麗な人が多いのです。
山奥のおじさんに英語で駅の場所を聞いても英語で返事が返ってくる、という、
オーストリアでもなかなかあり得ないことがスロベニアであって驚きました。

 この北部スロベニアの名物料理の中で私の好きなのはZganciという田舎料理
で、そば粉に油脂を混ぜて茹でて、豚の皮を揚げたものをトッピングしたもの
です。信大生時代、大村の下宿で大家さんが作ってくれたそばがきが極めてま
ずく、あれを細長く麺にすることを思いついた人は偉大だな、と思ったもので
す。しかしスロベニア版そばがきとも言えそうなZganciは、これをスープに混
ぜて食べると極めて美味で、滞在中何度も試しました。

 宿屋から10分ほど歩くと湖畔にでることができ、毎日湖畔を散歩しました。
暑い最中で首都リュブリヤーナからの日帰り客もいて湖畔は賑っていました。
湖の水温は泳ぐには若干冷たく、また少し深くなると真っ暗で何も見えなくな
るので、水中眼鏡を忘れた私は沖まで泳いででることはほとんどしませんでし
たが、それでも生まれてはじめての湖での水泳を大いに楽しみました。浅瀬に
立っていると鱒の群れが足元に寄ってくるのを見るのも楽しいものです。

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   ■ 一日をアドリア海沿岸までの往復ドライブに
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 この地方はスロベニア国旗に描かれているスロベニア最高峰トリグラフの山
麓ですが、一方でアドリア海も遠くなく、無精な私が運転しようという気にな
るほどです。そこで海のない山国から来た者として一日をアドリア海沿岸往復
に割きました。

 ボヒニ地域からアドリア海沿岸にはボヒニ鉄道という古い鉄道が通じており、
これをハプスブルク帝国はウィーンから軍港トリエステへの要路としていまし
た。

 車でボヒニ地方から海に抜けるには高い峠を越えなければいけないのですが、
スロベニア鉄道が人を乗せたままの車を貨車で運ぶサービスをしており、これ
を用いて峠超えのトンネルを楽してアドリア海側に出ることができました。

 ボヒニ鉄道の終点はノヴァ(新)ゴリッツァという駅で、その駅前広場は第
二次世界大戦後にイタリアとの国境で分断されていました。ちなみにイタリア
側にはゴリチア駅(Gorizia)という駅があるようです。冷戦時代、駅前広場は
フェンスで分断され自由に往来できなかったわけですが、そのフェンスもベル
リンの壁のような大層なものではなかったようです。両国間が比較的簡単に往
来できたことを考えればその程度で良かったのかも知れません。両国ともシェ
ンゲン協定国となった今では駅前広場の往来は完全に自由となり、その広場を
望むバーで昼間からビール片手に談笑する人達のいる風景は平和そのものでし
た。

 この日はゴリッツァから40度近い沿岸部を更にドウィノ(Duino)まで車を走
らせ、Boltzmannが自殺をと思案したというトリエステを望む崖上の道を少々
散歩しました。

 日本はまだ30度を超すところも珍しくないほどに夏の余韻が漂っているよう
ですが、当地はそんな暑さもいつしか過ぎ去り今はもう暖房を入れるほどに秋
が深まりました。ぶどう畑では収穫が進み新酒の醸造が進んでいるようです。
                       
 ●『OB/OG』第6回→( http://www.supaa.com/kikou/otsuka01.html )

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 <再掲>■「同窓会費」は終身会費として1万円。『会計細則』決まる!■
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 1.同窓会費は終身会費として1万円とする。一括払いを原則とするが、本
 人からの申し出があった場合は事務局長が分割払いを認めることができる。

 2.事務局長名で金融機関に同窓会の口座を設ける。事務局長が通帳・印鑑
 を 管理する。会計担当がカードを管理して口座からの出し入れなどを行う。
 
 3.在校生からの同窓会費徴収は、事務局が徴収日を決めて実施する。徴収
 後、在校生の会費支払い者リストは、すみやかに会長ほか、会計担当および
 関連事務局員に伝達する。

 4.金融機関への振込み手数料は会員の負担とする。

 5.会計担当は、年1回開催する総会を利用したり、メールで呼びかけたり
 して、 卒業生からの会費徴収に勤める。

 6.毎年開催の同窓会総会における参加費の徴集など会計管理については、
 その年の幹事が担当し、事務局が補佐する。必要経費は事務局から事前に仮
 払いのかたちで支出できる。幹事は開催後しかるべく早く収支を事務局に報
 告し清算する。 
                          _____ 
 7.会計年度を4月から翌年3月とする。          |┌───┐| 
 会計はすみやかに決算報告を作成                  ||・┃・||
 して会計監査担当から監査を受ける。              || └┘ ||
                                                |└───┘| 
 8.本細則の改正は総会で行う。           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 

            ┏━┳━┳━┳━┓
 ▼下記いずれかの口座に┃同┃窓┃会┃費┃のお振込みをお願いします!
            ┗━┻━┻━┻━┛
 ------------------------------------------------------------------
  ◆郵便局の場合/通常郵便貯金 
  記号:11150 番号:20343411
  口座名義:信大物理同窓会 代表者 武田三男(たけだみつお)
  住所:390-8621 松本市旭3-1-1

  ◆銀行の場合/八十二銀行 信州大学前支店
  店番号:421 普通預金 口座番号:650215  
  口座名義:信大物理同窓会 代表者 武田三男(たけだみつお)
  住所:390-8621 松本市旭3-1-1
           
 ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄ ◎編集後記◎/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄
◇・・今年2013年はボーアの原子模型提唱100周年に当たります。そこで、43
 年前にデンマークのボーア研究所への留学をされた宮地良彦先生に留学記を
 書いていただきました。昼食時にも研究のためのディスカッションをしてい
 るという話など、活発な研究の様子が伝わってきます。ボーア理論に魅了さ
 れた青春の頃を懐かしく思い出しています。           (NW)
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●・・来春発足するという「信州大学校友会」の骨格が明らかになりました。 
 大学本部から昨年暮れに配布されたパンフを見ると、交友会長は学長が兼務
 し、財源は新入生からひとり2万円を直接徴収する…内容。今回の骨格では、
 会長は学長となったものの、主たる財源となる新入生からの会費は、各学部
 の同窓会からひとり3千円分を納付することに。財源の構図が、現行の同窓
 会連合会(各学部同窓会から年間7万円を拠出)と同じになっています。し
 かも会費が2万円から3千円に大幅に減少。当初、高らかにうたい揚げた
 「校友会」設立の目論見からはかなり後退しているような印象ですが……。
       ●・・「2013年春信大理学部物理科学科卒業生・修了生の
        進路状況」の記事をご覧になってお気づきかと思いますが、
  /\ ☆   就職先の企業名がほんど記載されていません。ことしの卒業
 │○│     生が入学時のアンケートに「就職先を同窓会にも開示しない」
 │ │      と回答した者が多数だったことに起因するとのこと。就職先
/| |\    企業名は、高校での大学進学先などと同様に、第三者が大学
 ̄ ̄ ̄ ̄     を評価するのにかかせない情報です。この問題を当会の役員
 ||||      会(SKYPE会議)で取り上げたところ、会長をはじめ多くの
        役員から「どうして?」の声が轟々と噴出。卒業生の勤務先
 が不明のままでは、将来、就職支援セミナーはじめ同窓会活動に支障をきた
 すはず。学科当局に善処いただけないかお願いすることになりました。(MT)
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○・・美谷島先生の「まつもと広域ものづくりフェア」奮闘記を興味深く読み
ました。物理の基礎を、日常手に入る機材で皆に作らせ、実験をして楽しい雰
囲気のなかで面白く理解させる。実験の方法が機知に富んだユニーク方法であ
る。これのアイデアを考え、機材集めに奔走している様子が伺えました。
○・・教育とは小さいうちから、興味を持たせ、気づかせ、その気にさせて育
てていく時間と手間のかかるものだと思います。          (MM)
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■ MAILMAGAZINE BULLETIN 『信大物理同窓会報』0045号(2013年秋号) ■
□ 2012年10月23日  編集・発行/信大物理同窓会事務局
《編集委員》松原正樹(文理10) 藤惇(2S) 渡辺規夫(4S) 太平博久(6S)
□編集長:藤 惇 □ 発行人:根建 恭典
■当会報のWEBでの閲覧サイト: (http://www.supaa.com/kaiho/0040.html)

             ┌──┐  (http://www.supaa.com/)
               │\/│ (info@supaa.com/) (makoto@insatell.co.jp)
             └──┘     
            ___________________________________________________
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       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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